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【研修開催レポート】 2021年7月8日、某自治体様にてコンサルタントの松久晃士が「ワークライフバランスと男女平等参画~あなたの職場でなぜD&I推進が必要なのか~」を講演致しました。

更新日:2021年09月02日

2021年7月8日、某自治体様にてコンサルタントの松久晃士が「ワークライフバランスと男女平等参画~あなたの職場でなぜD&I推進が必要なのか~」を講演致しました。

オンラインにて開催致しました研修会は、約200人の管理職の方々にお聞きいただき、質疑応答を含め盛況を博しておりました。

新型コロナウイルスの感染拡大により、顕在化した働き方の問題や影響はどんなものか?
男女共同参画を重要視することで生まれる意義やメリットは?
育児休暇の取得や男性の家事参画等の柔軟な働き方の導入・より良い職場の雰囲気づくりとは?

ワークライフバランスのとれた公務職場づくりの実現に向け必要とされることについて、公務職場や民間企業等で実践されている事例を取り入れお伝え致しました。
また参加者の中には、価値観の変化について触れる方が散見されましたので、一部ご紹介させていただきます。

アンケートのお声

・我々の職場はいかに古い価値観で動いているのかということをひしと感じました。研修内容を多くの方と共有して、みんなが自分の能力を十分発揮できる組織になるように努めます。
・「いい仕事をするには時間をかける必要がある」という従来の仕事観から抜け出せないというのは、まさに自分に当てはまると耳の痛い内容でした。「何かをやめる」という選択をするのは勇気がいることですが、少しづつでも行動と習慣を変えていけるよう努力していきたいと思います。
・どちらの講師のお話も、自分がいかに凝り固まった考え方をしているのか気付くきっかけになりました。特に、松久先生の「なるべく違う条件の人を揃える」「なるべく短時間で働く」は、今までの私の価値観を覆すものでした。また、「何よりもまず何かをやめる判断をする」、なかなか決断するのは難しいですが、とりあえずやれそうな事から一つやめてみたいと思います。
・アンコンシャスバイアスによる影響を回避するために、男女や異年齢が混在する組織の必要性を感じました。また、自分の中にも多様性を育むようにしていきたいと思います。働き方改革について、再度考えるよい機会になりました。改善できることを検討していきたいと思います。
・今回の講演では、新しい視点での話が多く、例えば、命を守るための育児休業など、考えを改める機会となった。

講師の松久晃士から

 男女共同参画社会とは「そうであったらいいもの」ではなく、「なんとしても実現しなければならないもの」であることをお伝えしました。特に行政の仕事では、多様な価値観を持つ地域住民に寄り添った、住民の負託に応える行政サービスの提供が求められます。このとき、行政側に多様性がなく、同じ属性の似たような価値観の職員だけで重要な意思決定をしている場合、特定のバイアス(思い込み)が働く恐れがあります。
 組織全体でのダイバーシティと、一人ひとりの職員の多様な人生経験(内なるダイバーシティ)の両方を推進し、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)を実現していくことが、行政機関の仕事の土台として欠かせないと考えています。
 「多様性」とは国籍や文化、性自認といった要素に注目してしまいがちですが、雇用形態、キャリア経験、ライフスタイルやライフイベントなど、人生を通じて変化していく要素も含みます。こういった様々な要素をのうち、どの要素を持っていたとしても「働きにくい」「やりがいを感じにくい」といったことのない職場環境を整備しなければならず、その手法として決して欠くことのできない取り組みが、働き方改革(長時間労働からの脱却も重要な論点)です。

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