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【開催レポート】財界ビジネスクラブにて、男性育休時代に求められる経営のありかたについて代表小室淑恵が登壇しました!

更新日:2021年09月22日

今年の6月に男性の育児休暇取得周知義務化を盛り込んだ法案が可決され、来年には施行されます。
このニュースが報道されたとき、
法案可決を歓迎する肯定的な声や、なぜ男性の育休を義務化するのかその意味がわからないという懐疑的な声も含めて、世論は大変盛り上がりました。

2021年9月7日、株式会社財界研究所主催の「財界ビジネスクラブ」にて弊社代表小室淑恵が講師を務めました。
財界ビジネスクラブとは、上場企業を中心とした広報担当者、中堅企業経営者などのビジネスパーソンを対象に、
時の話題や人について議論を深める勉強会の場。ビジネス誌『財界』は来年で創刊70周年を迎えます。
今回の勉強会では、「~テレワークでも職場でも生産性高く働く!~コロナ禍・男性育休時代に求められる新しい働き方」をテーマに、
仕事の生産性を高めるコツや、マネジメント層に求められること、男性育休が日本社会における少子化を打破するカギとなるという、本質的な理由についてもお伝えしました。

企業の経営層を中心に約60名もの方にご参加いただき、感想をいただきましたのでご紹介いたします。

・社会の流れとしてワークライフバランスの問題は意識していましたが、実際の業務のなかで自らのみならず組織に根付かせるような意識が不足していました。(50代男性、部長)
・自分の働いている会社は不動産業なので、古い体質が残っていると感じます。男性の育休は自分も含め、必要ないと思っていましたが、考え方が変わりました。(40代男性、課長)
・小室さんの中でアジェンダが常にアップデートされていること、コロナ禍の中でも「骨格」は変わらず提言いただいている中身は「普遍・不変」の価値を持つ講義だった。(50代男性、一般職)
・我々は小規模なチームであるためコミュニケーション等は円滑にできていると自覚しておりましたが、外からでは見えないこと(今回で言えば朝メール・夜メールに入れる内容等)は意識から漏れていた部分でした。見える化をしていくことを今後意識したいと思っております。(30代男性、一般職)
・一概に昔はおかしいと言う事ではなく時代に応じて働き方が変わると言うのが良いポイントだった。(60代男性、経営)

財界研究所の村田社長からは

「小室さんご自身の体験や実践例も交えての生き方・働き方改革について本質的なお話を頂戴し、会員の皆様も気づかされることが多かったことと思います。
冒頭の人口ボーナス期・オーナス期という切り口で日本及び世界各国の経済の推移を説かれ、少子化など社会変化についても解説され、私たちの身近なところに問題を落とし込んでおられたことが非常に印象的でした。」
とご感想をいただきました。

また講演後の質疑応答では、こんな質問をいただきました。

「”人口オーナス期に適応した働き方”ができるのは日本の人口の何割くらいになるでしょうか?そこに到達するのに何年かかるでしょうか?取り残されてしまう方もいるのではないでしょうか?」

一般的に働き方改革にはついていけず、取り残される人が出るのではないか、という考え方にたったご質問でした。

これに対し、小室はこのようにお答えしました。

「『私たちは新しい働き方ができない』と感じている方もいます。特定の職種が取り残されるとする考え方もあります。
しかし、実際にコンサルに入った現場で見てきたことは、ちょっとしたテクノロジーの変化や、見方を変えるだけで、その職場にあった働き方改革は必ず実現でき、それによって利益率があがれば、現在の利益率ではできなかった、教育研修等に企業として力を入れることが出来ます。結果として取り残す人を少なくすることができるでしょう。人口ボーナス期のままの利益構造では、取り残さなくてはいけない人が多くなる。だからそうした人を一人でも減らすために、私は今仕事をしているのかもしれません。」

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