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【研修レポート】2021年8月27日、アジア航測株式会社様にて弊社コンサルタントの原わか奈と松久晃士が「アジア航測における働き方改革とは~成果を出すチームになる~」というテーマで講演研修を致しました!
更新日:2021年10月01日
2021年8月27日、株式会社アジア航測様にて弊社コンサルタントの原わか奈と松久晃士が「アジア航測における働き方改革とは~成果を出すチームになる~」というテーマで研修を開催致しました!
アジア航測様では働き方改革について長年取り組まれています。
部署ごとの工夫から全社施策まで、効果的な取り組みを積みかさねて来られています。そんなアジア航測様だからこそ見えている景色があり、課題がある。既に歩みを進めて来られている組織だからこそ、改めて考えなくてはならないテーマを取り扱い、当日はオンラインにて、100名を越える管理職・一般職の方々が集まり、ブレークアウトセッションでのグループワークや、チャットを活用し、意見交換を実施することで、具体的な次の一歩をそれぞれが考える機会をご提供いたしました。
講演の様子
第1部では「なぜ働き方改革が必要なのか」について情報を整理して考えました。長年、働き方改革に取り組まれるうちに、施策を実施することや行動が目的化していく懸念があるためです。「そもそも私たちはどこに向かうのか」といった日本社会全体のストーリーを理解し、未来を創造しました。そこで第2部では「成功する働き方改革の秘訣」として決して欠かせない「ありたい姿」をお伝えし、第3部にて、参加者自らの理想と目的を考えるワークショップを通じて、探し出します。つまり「あなたはどんな職場を作りたいか」を考え、管理職・一般職同士で相互に共有するのです。最後に第4部では「成果を出すチームのマネジメント」をテーマとし、管理職・一般職として何をすべきで何をすべきでないのか、他社の成功と失敗事例を踏まえてご紹介しました。締めくくりでは、「明日から何をするか」を全員で”宣言”し、盛況のまま終了いたしました!
アンケートでの回答の一部をご紹介
・ブレークアウトルームで、あまり話すことのない管理職の方々とお話する機会があり、新鮮だった。自分のありたい姿を考え直す良い機会となった。(社員)
・”ノー残デーの推進は手段であり、その先の目標、ありたい姿が必要であることを理解した。(課長職)
・”・働き方改革≒「当たり前基準の刷新≒理想と現実の穴埋め」を再確認できた。ビジョンの重要性と普段への定着の必要性を理解できた。(課長職)
・”何のために働き方改革が必要か“という、基本的なことを理解できた。(課長職)
・会社ではずっと「働き方改革」の必要性が言われてきましたが、何故必要なのかが明らかになっておらず、また、その目標も時短になっています。プロジェクトと同じで、目標を明確にして全員で共有し、どうすればよいかを一緒に考えることが大切だと思いました。”(課長職)
・働き方についてしっかり向き合って考える良い機会となった。(一般職)
・他部署の方との交流ができてよかったです。(一般職)
・働き方改革の目的はなにか。目的と手段を混同していないかという点。心理的安全性について、同じグループの方が、あると思うけれども、個人的には疑っている(信じ切れてはない)とおっしゃったことに皆が(自身も含めて)賛同した点。(技術職)
講師より
日本社会全体で「働き方改革」が議論されています。
ありとあらゆる組織、チームが「働き方」に目を向けるようになっているです。するといつの間にか、「労働時間を縮減すること」や「休暇取得を促進すること」が目的のようになってしまいます。それらは手段であり、あるいは歩みの途中で現れる現象のひとつにすぎません。働き方改革の目的は、全員で知恵を出し「もっといい仕事をする」ことにあり、全員が「働きがいを感じ、幸せになる」ことにあります。
アジア航測様では、既に様々な施策と仕組みが実装されており、働き方改革の先進企業でいらっしゃいます。だからこそ手段が目的化してしまったり、「どうなりたいか」といった理想がないまま、目の前にある仕事をどう処理するかに夢中になってしまうことが懸念されます。一人ひとりがどこかで違和感を持っていらっしゃる可能性もあります。だからこそ、働き方改革における大きなストーリーを全参加者で共有しました。日ごろ、どこかに感じる、チーム内外のコミュニケーションにおける違和感、何か打破できない閉塞感、DX推進をしたいがデジタル化だけ(意識面が旧来のままなのではないか)になっている懸念…などを、一つずつ解消する研修プログラムを考えました。キーワードは、心理的安全性の確保と、意識面でのトランスフォーメーション(DX推進のXの重要性)だったのです。(松久)