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【開催レポート】多様性の推進が新たな企業価値の創造につながる。弊社代表小室淑恵が、JALグループ様にて講演しました!

更新日:2022年03月25日

日本生まれ、日本育ちの日本の翼、日本航空。
「2025年末までに女性管理職比率30%」を含む中期経営計画達成に向け 女性社員の活躍推進をはじめとするダイバーシティ推進施策に取り組んでいます。 その中で、全社員に今一度ダイバーシティ推進の必要性をお伝えしてより施策を加速させるために、小室淑恵に講演の依頼をいただきました。 JALグループ様では、近年まれにみる参加者の多い講演会となったとのです。受講された方の熱い感想と、講演内容をレポートします。

当日ご参加頂いた方のアンケートをご紹介

・すべてが印象に残る、非常に学びの多い講演でした。山積している社会課題がこうも繋がっているということも恥ずかしながらきちんと認識できていなかったですし、そのなかで今企業として個人としてやらねばならないこともよくわかり、とても衝撃の多い時間となりました。
・働き方改革には相互理解が必要だということは重々理解していましたが、やはりそれぞれの立場によって独身者へその分の仕事がオントップされてしまう現実など、綺麗事だけでは片づけられない現状があったと思います。小室さまがお互いの<ほくほく感>が大切である(全員が14日間休暇取得など)とおっしゃっていたことなど、目から鱗だらけの内容でした。
・少なくとも「24時間対応できる人を選別して忠誠心を高める」手法は現代では間違っている、ということがよくわかりました。平等に取り組み、損をする人が出ないようにする仕組みは非常に大切だと思いました。
「女性活躍推進のためには男性の働き方改革が大事」という発想はありませんでした。職場の制度だけではなく、男性の家事・育児への参画が重要なのだと認識しました。
人口問題、睡眠と生産性など実際の数値や事例などを用いていて説得力もあり、そこから男性の働き方改革の必要性、マネジメント手法の変化などの説明に繋げていて、大変わかりやすかったです。具体的な事例も紹介していただき、大変参考になりました。
・分かっていると思い込んでいたものが、かなりあると感じました。もっと大局観を持って部員を育てていきたいですし、自らが育ってゆかねばならないと思いました。最も印象に残ったのは、産後2週間から3か月の間に自殺をした女性の持つ産後鬱に関するお話です。生涯に及ぶ影響を出産時に集約される出産は、男性である私自身には理解が及ばなかったものと猛省し、これからの女性社員だけでなく、男性社員にも語り掛けていきたいと思います。それは印象として残った一部でして、人の人生、まさにライフワークに関わる基本的なもの、人を思いやる心が大事であるということに他ならないと思いました。男女年齢に関わらず各々が置かれた状況を良く理解してその立場に立ってものを考えてゆきたいと思います。
・自分たちではワークライフバランスだと思っているが、実はワークファミリーバランスに陥っている場合が多いという点は自社にも当てはまるのでは?と感じました。そのうえで、社員全員がそれぞれに必ずライフがあり、その価値を尊重出来る働き方を実現させることが真のワークライフバランスであるという点がとても印象に残りました。
・人口オーナス、ボーナスについては以前お話を伺ったことがありましたが、D&Iの重要性を認識してから聞くとより理解が深まる話だと思いました。男性の育児休業はパートナーと子の命を守ることであるというメッセージに感動しました。男性の育休取得は、当人の家庭のためだけでなく、今後の国民の生きがいにも繋がるようなことなのだと感じました。
・たくさんありすぎて困るくらい勉強になりました。ありがとうございました。残業時間の抑制や有休取得促進と女性活躍推進、D&Iがしっかり繋がっていて、生産性、業績向上に繋がっていることがデータなどからも明確に分かり、さらに睡眠時間などの健康管理までも繋がっていました。今までばらばらに知識としては持っていましたが、ひとつの線で繋がりました。
自分の考え方、仕事に対する姿勢が根本的に違っていると認識しました。自分は、自分の能力が足りない分、時間をかけてでも成果を上げると考えてきたし、育児などで時間制限のある方には大変な仕事はアサインできないと思ってしまっていました。限られた時間でも成果を上げられるように工夫し、仕組みを作っていくこと、そして、自分の考え方も変えることが重要と気づかされました。

 JALグループ様では企業理念として、お客さまに最高のサービスを提供すること、そして企業価値を高めて社会の進歩発展に貢献することを掲げています。 この企業理念を体現するためにも「従業員がお互いの個性を認め合い、それぞれが強みを伸ばして活躍できる職場環境の実現」が重要と考え、トップダウン・ボトムアップ両輪でのダイバーシティ推進をしてきました。
これまでの取り組みは、女性社員の離職の低下や女性管理職比率の上昇、テレワーク利用実績の上昇といった成果にもつながっています。
今回の講演では、
・人口構造の変化
・ワークライフバランスとワークファミリーバランスの違い
・脳の集中力に関するデータ
・誤解されやすい女性の特質
といった解説を通して、 女性活躍推進やダイバーシティ推進を 「誰かがやっておけばよい」ものなのではなく 「誰にとっても必要であり、さらに企業価値の創造や生産性の向上に大きく寄与する」 ことをお伝えしました。
また、講演の後半では 管理職層に向けてはマネジメントスタイルをどう変革していけばよいか具体的なポイント、
それ以外の方に向けては、自分のチームでどんな話し合いをしていけばいいかの具体例、 といった「明日からのアクション」に繋がるヒントも多数紹介。
参加くださったみなさんが「自分に今できることは何だろう?」と考えていただく機会になりました。

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