Case Study

個人から学ぶ成功事例

D&I推進メンバーからの配信が東北エリア内での事業部間コミュニケーションを活発にし、働き方への意識改革に繋がる。Microsoft Teamsで配信する“いい働き方をもっと身近に「1000社と見つけた100のアイデア」”が組織風土を変えるきっかけに。

100のアイデアDNP東北トップ

大日本印刷株式会社(DNP)の東北エリアでは2022年10月から、情報イノベーション事業部、Lifeデザイン事業部の有志が集まり「東北エリアD&I推進」活動がスタート。事業部間のコミュニケーションの向上や連携を通して東北エリアを盛り上げていくべく活動されています。最初の活動の一つとして、株式会社ワーク・ライフバランスが2,000社のコンサルティングの知見・経験を凝縮し、まとめた働き方に関する「1000社と見つけた100のアイデア」を採用。Microsoft Teamsの専用チャネルを通じて「100のアイデア」を配信することで、社内の働き方への意識向上を喚起する取り組みを始められました。 今回はそのお取組みの内容についてインタビュー形式でお聞きしました。

活動参加メンバー 
(仙台、盛岡、山形、郡山、宇都宮の各拠点から参加)

  • ●エリア推進役
     星 達也さん(情報イノベーション事業部/東北エリア推進リーダー)(以下DNP星)
     奥村 秀哉さん(Lifeデザイン事業部/事業部D&I推進役)(以下DNP奥村)
  • ●情報配信チームメンバー
     荒崎 聡子さん(Lifeデザイン事業部/事業部内D&Iエバンジェリスト)(以下DNP荒崎)
     鉄本 敬さん(Lifeデザイン事業部/事業部内D&Iエバンジェリスト)(以下DNP鉄本)
     庄子 泰貴さん(Lifeデザイン事業部)(以下DNP庄子)
     大槻 泰洋さん(情報イノベーション事業部)(以下DNP大槻)
     富田 歩実さん(情報イノベーション事業部)(以下DNP富田)
     長尾 真理子さん(Lifeデザイン事業部/メンター)(以下DNP長尾)
  • ●ポータルサイト配信/リアクション分析
     櫻井 達也さん(情報イノベーション事業部)(以下DNP櫻井)

インタビュアー:株式会社ワーク・ライフバランス 下川路 由季子(以下WLB下川路)


WLB下川路:2022年の11月から、弊社が提供している働き方を良くするためのアイデア「1000社とみつけた100のアイデア」を情報配信メンバーの6名の方が中心となり、実際にその100のアイデアの中から好きなものを選んで、社内へ配信されたと伺っています。具体的にはどのように進められたのでしょうか。

DNP荒崎:はい、具体的にはTeamsに「100のアイデア 働き方をもっと身近に」という専用のチャネルを作りました。週2回配信し、対象は東北エリア全体の約130名です。

WLB下川路:実際に「100のアイデア」を使って配信をしていくと効果的だと考えて、今回の取り組みを社内で展開しようと提案されたのは荒崎さんだったと聞いています。

DNP荒崎:2022年10月に発足した情報イノベーション事業部、Lifeデザイン事業部による「東北エリアD&I推進」活動の方向性や施策を検討する中で、「1000社と見つけた100のアイデア」を100回投稿するという継続的な活動を提案したところ、推進メンバーから賛同をもらい、有志6名で11月から投稿をスタートしました。
2020年にWLB社で実施されたイベント「1000社とみつけた働き方100のアイデア」に参加しましたが、自組織に浸透していないアイデアばかりで衝撃でした。愛らしいビジュアルと斬新すぎるアイデアのギャップに心惹かれ「社内で活用したい」と考えていました。
2021年に開催したDNPのダイバーシティウィークの基調講演がWLB社 小室社長だったご縁もあり、そのお話に深く共感し、一歩先を行くWLB社の柔軟な考え方を社内へ広げたいという思いから、「絶対に配信機会を創る!」と企画を温めて動き出すタイミングを探っていました。より身近なアイデアを共有しながら取り組みたいという思いがありました。
2年越しに配信機会を設ける事が出来て本当に嬉しく思います。そういった私の熱量は、推進メンバーに伝わったのではないでしょうか。配信方法や投稿頻度も推進メンバーで打合せを重ねながら決めました。取り組み自体に社内から良いリアクションがあったことがすごく印象的です。

100のアイデアDNP東北12020年に開催されたイベント「1000社とみつけた働き方100のアイデア#1 ~「ひとりでも」できる、新しい働き方のコツ教えます~」開催レポート

DNP星:東北エリアの「D&I推進活動」は、もともと情報イノベーション事業部だけの活動でしたが、Lifeデザイン事業部にも声をかけて、協働の取組として本格的にスタートしました。今、このような時代のなか、コミュニケーションが取りづらい環境もあるので、部門を超えた一体感の醸成を図れればと思います。
この取り組みをDNPの全国のD&I推進リーダーに紹介したところ、大変ユニークな取組であると関心が寄せられ、他の部門でも推進する計画も聞いております。

WLB下川路:ありがとうございます。それぞれの地域、それぞれの部門で、なかなか相互のコミュニケーションの機会が少なくなっている中、オンラインでのツールと弊社が提供するコンテンツをうまく組み合わせて活用いただいているのですね。
アフターコロナという状況で、オンライン化は進んだもののコミュニケーションが希薄になる、といったお悩みを課題に感じておられる企業が多いです。そういった中で、オンラインでのコミュニケーション向上のために、本当にツールをうまく活用されているのですね。

現時点で26件以上の配信をされたと伺っています。社内でご覧になっている方々の反応はいかがですか?

100のアイデアDNP東北1社内での発信の様子①

DNP荒崎:リアクション(配信に対してのいいね!の反応など)があると、とても嬉しいですね。さらにコメントがあると伝わっている実感がありますね。また、実際に一緒に働いている同僚とその話題について話す機会が増えました。

DNP櫻井:これまでの配信アイデアの中で、Teamsの機能を使った投稿に対して、「いいね」「ハートマーク」といった色々なスタンプでリアクションをつけられるようになっています。その反応数を投稿内容ごとに集計して、毎回リアクションをしてくれていた方にフィードバックをもらいました。
今後は、見てもらったり、反応したり、少し意識してくれることだけでも効果的だと考えています。

100のアイデアDNP東北1社内での発信の様子②

100のアイデアDNP東北1社内での発信の様子③

WLB下川路:受け取り側からのフィードバックを今後の展開に活かしていくという意味でも、本当に素晴らしいお取り組ですね。
さて、櫻井さんは実際にアイデアの実践も試みたと伺っております。

タイマー会議でSTOP the長話

DNP櫻井:「タイマー会議でSTOP the長話!」のカードを選び、実践しました。
毎週、基本的に課単位での会議がありますが、アジェンダごとに時間を設定し、計るようにしました。それ以前はどうしても話したいことばかりが先行してしまって、ずるずると時間が延びていくことが結構多かったですね。
ですが、「タイマー会議でSTOP the長話!」の投稿をした頃から、会議の参加者が意識してくれるようになりました。実際にやってみると、設定された時間内、もしくはそれよりも短い時間で終えられています。これからも継続してやっていきます。

WLB下川路:ご自身でなく周りの方々と一緒に取り組まれ、今では継続して実践されるところまできたのですね。櫻井さんが実体験を配信されたことで、社内の多くの方に良い影響を与えてくださったことは本当に素晴らしいですね。

また、荒崎さん、庄子さんは「語尾に“ざます”」でコミュニケーション」というカードを実践されたと伺っていますが、このカードを選ばれた理由と、実践されてみた感想を教えてください。

100のアイデアDNP東北3メンバーお気に入りのアイデア「語尾に“ざます”でコミュニケーション」
DNP庄子「周りから反応が多かった。自分の上司、同僚が即日ざますで会話をして盛り上がりました。」


DNP荒崎:私が実践してみたのはチャットで語尾に「ざます」や、「だっちゃ」をつけて投稿を真似て、使ってみました。 思い切って使ってみたら、すぐに砕けた雰囲気になりました。笑。この投稿をしたのは庄子さんだったのですが、その時はコメントも盛り上がっていました。

WLB下川路:そういった遊び心、一工夫で会話が活発になることがありますよね! 実際に投稿して、実践もされている庄子さんはいかがですか?

DNP庄子:そうですね、投稿した日の午後に課内の打ち合わせの場があって、さっそく上司が開口一番に語尾に「ざます」を使って話しかけてきてくれたので嬉しかったです。

WLB下川路:庄子さんの上司の方が配信された投稿をご覧になって、すぐに実践してくださったのはとても心強いですね。配信したカードの内容に賛同してくれる人が増えて、実際にメンバー間で使ってみて、相談しやすくなったり、関係性がよくなったりすると、コミュニケーション量も増えてきますね。

ちなみに長尾さんは「私のトリセツ」というアイデアを実践されたと伺っています。

DNP長尾:はい、社内のTeamsのチャットにも、自己紹介設定などがあるのですが、事業部名、肩書き、実際に携わっている仕事の内容しか書いていないのがもったいないと思っていました。社員の趣味、特技、ライフの話など、もっと人間性が分かるような内容が掲載されていると、相手への理解も深まるし、何かに繋がっていくのではと思って、このアイデアを取り上げました。

奥村さんが別部門・別エリアにおられたときに、社員それぞれが自己紹介の取説をまとめて、共有したことでよい雰囲気づくりにつながったという話を伺ったことがありました。自分たちの部署も、仕事への相乗効果が生まれるかもしれないと期待して、まずはやってみよう!何か変わるかもしれないと思いました。
自己紹介の取説についてはテンプレートなど仕組みが今あるわけではないですが、これから広めていきたいですね。

100のアイデアDNP東北4メンバーお気に入りのアイデア「私のトリセツ」
DNP荒崎「得意を活かして不得意をカバーしてもらえると生産性が向上すると思います。相手の不得意が分かれば適切なフォローができます。異動してほぼ初対面の方に、面と向かって聞きづらい事も「トリセツ」を共有すれば、共通点が見つけられるかもしれません。私自身別事業部から異動した経歴があり、その時の体験から。」
DNP長尾「人となりを知ることで仕事も円滑に進むと思うからです。エリアで自己紹介シートを作ったことがあるという話が出ていました。」


WLB下川路:なるほど、今回配信を通して、奥村さんともノウハウの共有等が生まれ、活動の良いきっかけになったのですね。今後仕組みとして周りの方をさらに広く巻き込めたらいいですね。

実際に今回、配信メンバーご自身で文章を書かれて投稿されたとお伺いしましたが、難しかったこと、工夫されたことはありますか?

DNP鉄本:私は営業職として、仕事等の面でいろいろな方に協力を仰いだり、無理なお願いをしなければいけないため、仕事の側面しか見せられていないことが多かったです。

しかし今回は、あえてプライベートで興味のあることを投稿文章に盛り込んだりしました。例えば、「自分が投稿当番の時に視聴したテレビ番組」、「大好きな格闘技を生で観戦するためにお金をつぎ込んでみました」、「最近”ちいかわ”にハマってます」とか。少しでも興味を持って読んでもらいたくて、普段の職場での自分からは想像できないような側面を少し文面に盛り込んで投稿することを工夫しました。見た目も堅く見られやすいところもありますので、投稿文面はできるだけ柔らかい表現を意識しましたね。

WLB下川路:先ほどの長尾さんが取り組まれた「私のトリセツ」に通ずるところもありますね。 私自身も今グっと親近感がわいたところです。笑
「100のアイデア」カードを活用し、投稿いただくことで、新たな話題も生まれやすくなりますし、見ている側にも関心を引き寄せてもらう事が出来そうですね。
奥村さんも「1on1ミーティング成功の秘訣」についてコメントされたと伺っています。 反響はいかがでしたか。

100のアイデアDNP東北5メンバーお気に入りのアイデア「1on1ミーティング成功の秘訣」
DNP鉄本「話す内容が定まっていないと費やす時間の中で結論が無く、無駄な時間として感じてしまう事、意識することの重要性を感じた。話し手と聞き手の目的を事前に共有する事に共感した。事前に話す内容を先に決める事に役立てたいと思った。」


DNP奥村:自分は喋りすぎてしまうことが多いので、「聴くことが大事」ということは常に気を付けるようにしています。 しかし、どうしても沈黙になると、自分が喋らなきゃという気持ちになってしまいがちでした。
このカードを見て、聴く事に意識を向ける様にさらに努力していますし、これからも実践していきたいと思っています。

WLB下川路:日々意識して工夫されているのですね。「100のアイデア」をこうして活用いただけているのはとても嬉しいです。

DNP奥村:100のアイデアについて投稿することで、日々の活動のヒントになったり、みんなでチャットで盛り上がれたりするところはすごく素敵だなと思っています。
社内の啓蒙活動は、継続するのがなかなか難しいので、「100のアイデア」を活用した配信・実践は素敵な活動だと思っています。

WLB下川路:ありがとうございます。「100のカード」の内容を、皆さんに合った形で活用いただいたのが良かったですね。活動しながら、皆さんの中でも新しいアイデアが生まれたり、議論が盛り上がっていくことが理想的ですね。既にここにいらっしゃるメンバーの皆さんのやり取りがすごくいい雰囲気で、それが東北エリアの皆さんにもじわじわと連鎖していくといいですね。

実際、部門を越えた広がりも、期待されているとか。

DNP大槻:はい。以前東北エリアは1つの組織だった時代がありました。その後2つの事業部に分かれ、その後も組織編制はありましたが現在も2つの事業部で構成されています。私の若い頃は地域の得意先を1つの営業所として担当していました。

今は、お菓子や食品、酒造業界はLifeデザイン事業部が、流通は情報イノベーション事業部が担当といったように、事業部によって担当業界が分かれています。これにより、今まで懇意にしていたけれど、担当を外れておつきあいすることがなくなった得意先もあり、私としては少し寂しく思う部分もありました。

それが「100のアイデア」の活動を通じて一緒に交流ができる機会が増えることは、そういった得意先の様子や、その他の情報交換なども気軽に交換できる雰囲気となり、とても嬉しいです。今後も継続していきたいですね。

DNP富田: こういったダイバーシティなど共通のテーマでの活動は事業部や性別の垣根なく、取り組めることが大変有意義だと思います。
これからも皆さんと協力して、対話を大事にしながら、活動していきたいと思います。

100のアイデアDNP東北6メンバーお気に入りのアイデア「新しい時代の“ほうれんそう”」
DNP奥村「放任・連携・相談」の考え方が今の時代にあっていておもしろい。まずは個人でできることはしっかりとやった前提ですが。勝手にやらせるのではなく信頼して任せ、相談もし、タテ・横・ナナメで連携していくことに共感できた。


WLB下川路:実際に働き方改革を始めようとなると、最初から大きなことを成し遂げたい!始めたい!と意気込んだり、身構えたりすることが、他の企業でも多く見受けられるのですが、今回お取り組みされたように、一つ一つ身近な小さなことから実践してみて、トライアンドエラーを繰り返していくことこそが、組織に変化を起こしていくための成功要因となります。
ぜひこの取り組みを続けていかれることを応援しております。

最後にこの記事をご覧いただいている皆さんにメッセージをお願いします。

DNP荒崎:そうですね。まずは同じような関心を持っている身近な人に声をかけて、一緒に協力してくれる人とスタートするのが良いと思います。今回、私たちが取組を始められた理由は、まさにそれがポイントでした。今後も益々いろんな取り組みを仕掛けて、東北エリアを盛り上げていきたいです。
そして、まずはやってみることが一番ですね。スタートのタイミングは実はとても大事かもしれません。

DNP長尾:取組一つ一つが小さな取り組みであったとしても、周りの人を巻き込んで一緒に活動を進めていくのは難しいこともあります。自分がまずやってみることが重要だと感じています。そのことで、周りの人も気がついて、少しずつ変わっていくんだなと。

DNP鉄本:今現在も、「100のアイデア」の活動を進めているなかで、自分の個性を活かして発言することで、普段見せない魅力的な側面を知ってもらうきっかけになるかもしれないと思っています。
ぜひ、今後「100のアイデア」を使った啓発活動により、社内の変化を実感する企業が増えていくといいですね。

DNP櫻井:私自身、そもそも「100のアイデア」自体を知りませんでした。荒崎さんが、いつか社内で展開したいと長年温め続けてきた提案だったこと、かつこういったアイデアを社内配信できる環境が身近に整ったタイミングだったこと、の2つの要素がうまくマッチして、今の活動の形ができました。

「100のアイデア」の中に「ありたい姿を想像しよう」(参照:ありたい姿はすべての一歩)というのがあったのですが、自分の理想の働き方を考え、小さなことからできることをコツコツ始めていこうと考えました。「ありたい姿」はもっと議論を深めていき、自分たちの形を作っていく活動がとても大事だと思っています。

DNP星:活動に参加してみた感想ですが、情報イノベーション事業部の中に「働き方会議」があります。 東北エリアのトップから、この取組は働き方を見直すきっかけにするには非常に良いという話があったので、上層部もしっかり受け止めてくれていると感じました。

「100のアイデア」の活動を継続して、情報イノベーション事業部とLifeデザイン事業部の連携が加速するといいですね。

100のアイデアDNP東北7メンバーお気に入りのアイデア「残業は“禁止”です」
DNP星「まさに以前の自分の働き方。今は部内の誰よりも早く帰るよう心掛けています。」


DNP富田:私も「100のアイデア」はイラストもすごくかわいくて気に入っています。「ダイバーシティって何だろう?」「働き方改革って何をしたらいいんだろう?」と悩まれている企業には、最初の取り組みのきっかけとして活用することをぜひおすすめしたいですね。今後、自分自身も「100のアイデア」にのっているような様々なアイデアに取り組んでいけたらと思っています。

DNP奥村:本当に地道な活動ではありますが、自ら配信していくことが意識変革に繋がっていると思います。
情報イノベーション事業部とLifeデザイン事業部が、お互いの投稿にチャットでコメントを入れたり、いいね!ボタンを押したりする掛け合いを見ているのはとても面白いです。
他の部署の本部長がいいね!ボタンをつけたり、コメントを残してくれたりすると、嬉しいですね。 元々の目的は、異なる事業部の人たちがうまくコミュニケーションするきっかけをつくることだったので、それが成功し、良い雰囲気になっていると思います。

現在オンライン上でやりとりしていますが、リアルで会ったときにお互い話しかけやすくなったりすることにも繋がるんだろうなと思います。 「100のアイデア」を使った社内啓発は、初めて働き方改革に取り組む企業にとってはとても進めやすいのではないでしょうか。これきっかけに、さらに色々な取り組みも進めていくことを検討したいですね。

DNP庄子:私たちがTeamsの中で、「100のアイデア」を1スレッドにまとめて投稿しています。とても相性がいいと、今改めて思いました。スレッド内で、いろいろな人からの「いいね!ボタン」やコメントが履歴として残り、閲覧しやすかったですね。自社以外の企業でも、とても取り組みやすい事例だと感じました。

100のアイデアDNP東北8メンバーお気に入りのアイデア「パパの育休をスタンダードに」
DNP櫻井「自身も育休取得を控えており、この投稿をきっかけに周囲とのコミュニケーションが増えた。」
DNP大槻「私は18歳になる子供がいますが、18年前(2004年)には男性が育休をとるという意識は無かったような気がします。(私が勉強不足だっただけかもしれませんが)。『時代が変わったな』と強烈に意識せざるを得ません。」


DNP大槻:今回の「100のアイデア」の投稿は、約130人に向けて配信していますが、今までこういう活動はやったことがないし、ましてや考えたこともなかったので、実はこの活動自体、自分の役割ではないと思っていました。
例えば、ダイバーシティ&インクルージョンや、「男性育休100%」などの取組は担当者が配置されていて、その人が制度を作ったりするもので、自分とは関係ない他人事と思っていました。

しかし今回、自分が投稿する機会をいただけたことによって、自分事として考える良いきっかけになりました。 今後はもう少し皆さんへ自分の想いが伝わるような表現なども考えながら、やっていきたいなと思います。

WLB下川路:皆様本日は貴重なお時間ありがとうございました。

今後も「100」の投稿を目指して社内への配信を続けていくと伺っていますので、引き続き、社内のコミュニケーションの向上、働き方を見直すきっかけ、新しいアイデアやイノベーションが生まれていくといいですね。弊社一同、応援しています!

100のアイデアDNP東北9メンバーお気に入りのアイデア「人を憎まずしくみを憎む」
富田:ついミスをしてしまった時に、反省するのも大事ですが分かりにくい仕組みや今までの流れを見直すきっかけになると考えさせられましたので、こちらのカードを選びました。印刷物のチェックがあり、結果チェックがもれてしまい迷惑をかけてしまったことがありました。改善策としてチェックする人数を増やすなどの体制の改善につながりました。