開催実績
【開催レポート】30社180名が参加!WLB流父親学級「父親になる私たちが知っておきたいこと」
更新日:2022年06月10日
2022年6月1日、男性育休推進研修定額制サービスにて提供している、オンライン父親学級を開催しました。
これまで様々な企業にて、社内研修として「父親学級」を提供してまいりましたが、男性育休推進研修定額制サービスとしての父親学級開催は今回が初となります。
本サービスで提供している父親学級の大きな特徴は、
「他社との合同開催であること」そして「育休取得当事者だけではなく、そのパートナーの方や上司・同僚の方も参加可能」ということ。
これには、私たちのこんな想いが込められています。
「他社との合同開催であること」によって、
普段関わることのない方の考えに接することで新たな気付きを得ていただいきたいということ。
質問は随時チャットで受け付けているので、誰かの質問に対して
「こんな疑問を持っているひとがいるんだ」「この悩みは自分だけじゃなかったんだ!」
そんな感想を持つこと自体に大きな意味があるのです。
「育休取得当事者だけではなく、そのパートナーの方や上司・同僚の方も参加可能」なのは、
男性の育児休業取得について育休取得本人だけではなく、周囲の方とも同じ知識・認識を持っていただくことで話題にしやすい環境を作っていただきたいということ。
たとえ本人が育休に前向きでも、周囲の誤解によって取得しにくい環境だったり
また逆も然りで、周囲が育休取得を勧めても、本人の誤解で育休取得に恐怖心があるままでは
結果として育休を取得してもしなくても、それが「主体的な選択だった」とは言えなくなってしまうのです。
そして、男性育休の法改正実現の後押しをした身として、法改正の意図が正しく理解されて、それによって社会・企業・従業員にとって価値のあるものにすることが当社の使命であると考えています。
とは言え「他社も上司も同僚も一緒の父親学級」は、私たちにとっても初の試み。
運営メンバーは内心「どれくらいの方に来ていただけるのだろう」とドキドキしながら当日を迎えましたが、なんと業界・職種も全く異なる30社から約180名の方にご参加いただきました!
赤ちゃんも参加してくれていました!
※男性育休推進研修定額制サービスとは?
1年契約をしていただくことで、父親学級(年間4回)と弊社代表小室が講師を務める管理職研修(年1回)に、
導入企業の従業員の方に何人でも何回でも参加いただけるサービスです。
父親になるって、楽しみ?それとも不安?
冒頭、講師の松久より参加者の皆様へ「父親になるにあたり、楽しみと不安どちらが大きいですか?」との質問が投げかけられました。
チャットには「楽しみ!」「楽しみです!」というコメントが多く寄せられる中、なかには「不安です」という声も。
一口に「不安」といっても、その人その人によって「何に不安を感じるのか」はそれぞれ違うはずです。
子育てという未経験の領域への漠然とした不安、
育休を取得することで収入が減ることへの不安、
仕事や家庭のバランスが変わることへの不安、
上の子との関わり方をどうしてよいのかわからないという不安、
・・・
不安を不安のままにしていても、不安は大きくなるばかり。
だからこそ大切なのは自分は一体何に不安を感じているのか一度整理しその不安に対して正しく知識を身に着け、必要なら家族で話し合い、
「子供が生まれる」ことへの心構えをしておくことではないでしょうか。
そこで講義パートでは「父になる私たちが知っておきたいこと」と題して
・産前産後こそ父親が必要な理由
・育休期間の過ごし方、工夫を知ろう
・育休までの壁を乗り越える
・考えておくべき「問い」
という内容を講師からお話いたしました。
先輩パパの工夫。”愛のシャンパンタワー”、”寝かしつけ前に親がやるべきは●●”
講義パートでは随時参加者からのご質問を受けつつ進行します。
講師二人へこんな質問をいただきました。
「上の子がいる中での、今度生まれてくる子とのバランスを知りたいです」
この方はすでにお子さんがいらっしゃり、下の子が生まれてきたときに、
上の子へどう接したらいいかを悩んでいらっしゃるようです。
このご質問に対して3人の子供の父親である講師の大畑からは、
「わが家の場合は」と前置きした上で、このようにお答えしました。
「上の子から順に愛情をかけるようにしています。親からの愛情を受けて上の子が満足したら、今度は上の子が下の子に愛情をかけられるようになるから」
「これを愛のシャンパンタワーと呼んでいます」
また、同じく上の子がいらっしゃる方からは
「2歳程度の第1子がいる場合の寝方が知りたいです。」という質問をいただき、その質問に対して
他の方からも「うちもそれ気になってます!」とチャットが盛り上がっていました。
年齢の近い兄弟を持つ親の悩みあるあるかもしれません。
講師の松久からは
「部屋を分けることはせず、上の子も下の子も一緒に寝かしつけしました。
寝る前は部屋をだんだん暗くするんです。そうすると、下の子の寝かしつけをしている様子を見ていた上の子も寝落ちしちゃうんですよね。
大切なのは、そこで親も一緒に寝ていいよね、と夫婦で話し合っておくこと。「なんで寝ちゃったの!」ってならないように・・・。
小さな工夫ですが、親も歯磨きをしてから寝かしつけした方が楽ですよ」
と回答をさせていただきました。
このように台本なしのライブ感あふれる質疑応答に加えて
講師自身が育休期間を利用して県外に引越しをしたり、海外移住をしたりといった、
「いち父親としての体験談」もお話させていただき
「参加者の聞きたい内容に寄り添った話題で聞きやすかった」
「お二人のやりとりでお話が聞きやすく、前向きな気持ちになれるセミナーだったと思います」
といった感想をいただきました。
講義後は参加者同士でアフタートーク!
60分間の講義パートの後は、参加者同士でブレイクアウトルームに数名ずつ分かれて感想シェアタイムとなりました。
ここでは父親学級の感想のシェアだけではなく講師からこんなお題が。
「今考えている子供の名前」
「子どもが20歳になったら一緒にやりたいこと」
皆さまでお話される前に、同じテーマで講師自身のエピソードや考えも披露させていただき
それが「本当に面白かった!」「楽しかった!」と感想をいただいたり
また、ブレイクアウトルームから戻ってきたときの皆様のお顔がにこにこ晴れやかで
あたたかい雰囲気の中、全プログラムが終了いたしました。
たくさんのご感想をいただきました
・冒頭の産後うつのお話がインパクトがあった。
・制度に関しても誤解が多く、知らないうちに育児休暇を父親として取得することに難しさを勝手に感じていた反省があります。
正確な情報の理解が必要だと分かりました。
・まだ子供もおらず、育児休暇について考えていなかったのですが、
男性が産後の母体、赤ちゃんの為にできることは仕事以外のところに多くある事に気づかされました。
・育児は不安でしたが出産前、中、後で行うことが知れて少し不安がなくなりました。
・アプリや書籍が参考になりました。
また交流パートも色々な方の考え方に触れられて非常に楽しかったです。
・夫も一緒に参加していましたが、さっそくご紹介いただいたアプリをダウンロードしてくれたこともうれしかったです。
・第二子出産の際に寝室をどうすべきか、という質問があったが
そういうちょっとした質問ができる場がないんだなぁ~と感じこの場は貴重だと思いました。
・育休とは奥さんのケアや負担を軽くするためのものだけだと思っていましたが、その期間を利用し夫婦での話し合いの期間としても有効だと気づかされました。
育休を取得するための目的を重視していましたが、取ってからのコミュニケーションも重要になるため目的を持ったうえで休業期間をいかに充実させるかが重要だと感じました。
・他の方のチャットを見て、同じ悩みや不安を抱えている方が身近にたくさんいることがわかり、少し気持ちが楽になりました。
・すでに、長男が就職し、長女も大学4年生ですが、子育てと言われれば、まだまだ続きますが。
今回の講習では、妊娠・出産前・出産後の大きな喜びと同時に、家内の痛み・大変さ・うつ病・自殺までも教えていただきました。これを長男・長女にも情報共有します。本当にありがとうございました。
参加された方の感想は様々ですが、
「男性の育休って選択肢も、アリなのかも」と感じていただけたら運営一同大変うれしいです。
次回の父親学級は9月1日を予定しております。
我が社の従業員にも参加してほしいな!
どんなサービスか気になるな!
という方、ぜひお気軽にお問合せください。
▼男性育休推進研修定額制サービス
https://work-life-b.co.jp/mens_ikukyu_teigaku