社会を変えるイベントレポート
研修を通じて改革に着手したい・もっと進めたい方へ!
楽しみながらきっかけを作る『ライフ・スイッチ』新発売
時間は誰もが等しく所有する資産です。けれど、たとえば同じ“1時間”でも、有意義に使うか無為に費やすか、イライラ過ごすかリラックスにつなげるか、どう使うかはその人しだい。さらに、workの状況やlifeの環境が変われば時間の使い方も変化するでしょう。弊社では、そんな「有限の時間」を体感しながら働き方改革への取り組みや理解度を深めるきっかけとなるカードゲーム『ライフ・スイッチ』を発売しました。先日開催した無料体験会の様子をお伝えしつつ、その中身と効果をご紹介します。
ゲームで実感する「時間の大切さ」と「働き方改革」への入口
ワーク・ライフバランスというと、「仕事をセーブして残業を減らし、私生活を大切にすること」「ライフとワークは切り離し、それぞれを充実させること」などと捉えがちですが、実際には、どちらかひとつを重視するのでも、両者を別々に考えるのでもありません。
ワークで成功すればライフはさらに充実するし、逆もまた真なり。両者のバランスを取りながら、有限の時間をうまく使うこと、ライフもワークもトータルに考えて時間を配分し、幸せな人生を送ること。それが、真のワーク・ライフバランスなのです。
このたび弊社から発売した新ツール『ライフ・スイッチ』は、時間の使い方をシミュレーションするカードゲームです。「もしも今の自分と別の生活にスイッチしたら、どんな時間の使い方を選択できるか」を体感していただきながら、実生活を見直すきっかけや、働き方改革を考える入口を提供します。
『ライフ・スイッチ』は弊社と株式会社プロジェクトデザインの共同開発。初披露となった無料体験会では、弊社コンサルタントの風間より「この夏リニューアルした朝メール.comに続く、久しぶりの新製品です。本日は弊社社員も参加させていただき、みなさんと一緒にライフ・スイッチを体験してまいりたいと思います」と挨拶しました。
ゲームを通じて、各人が何を考え、チームでどう動くか?
『ライフ・スイッチ』は研修型のツールです。ゲーム単体で実施するのではなく、弊社コンサルタント、またはファシリテーター養成講座にて経験を積んだ専門家が丁寧に説明しつつ進めていき、そこで得た失敗・成功体験や学んだ教訓を活かしながら、働き方改革への取り組みをさらに深めていきます。
※『ライフ・スイッチ』ファシリテーター養成講座については、近日中にHPにてご案内いたします。
『ライフ・スイッチ』のおおまかな流れ
●担当のコンサルタント(または養成講座を受けたファシリテーター)が、テーブルごとに必要なカードを配布しておきます。
※1セットにつき10〜30名のプレイが可能。複数セットの使用で、100名程度まで同時に実施できます。
●参加者に向けて、ゲームの狙いやルールをご説明。仕事と家庭の両方を舞台に、より良いワークとライフの関係を考えていただき、時間をうまく使いながらそれぞれのゴールを目指します。
●今回の体験会では5人ずつ、4つのテーブルにわかれていただきました。A商事、Bマガジンなど各テーブルがひとつの企業という設定です。
●ワークの時間に5分、ライフの時間に5分を充てて、4タームでまわしていきますので、1ゲームの所要時間は40分です。
※実際には、その前後にゲームの説明・総評・研修などを行います。研修の内容等はご要望に合わせてアレンジいたします。
各自が一企業のメンバーとして活躍し、ゲーム終了時の売上でテーブルごとに順位を競います。それぞれの年齢層、仕事力の高さ、家事力の高さ、個人としてのゴールなども設定してあり、多様な人生を体感。何をするにも常に「時間」を意識せざるを得ない構成なので、「時間の有限性・有効活用の必要性」について自然と考えさせられます。
こちらは「ライフ」のカード。あらかじめ生活上のパートナーが設定してあり、その人と相談しながら「個人としてのゴール」も目指します。人によって「会社としてのゴールを優先させて個人のゴールを後回しにする」など力加減も異なりますが、どちらかに偏ると後で思わぬ大逆転が・・・!?
●さまざまな紆余曲折を経て、4タームが終了。テーブルごとに合計点を出し、順位を決めます。
『ライフ・スイッチ』において重要なのは、言うまでもなく「勝ち負け」ではなく、どんな点がうまくいかなかったのか、その理由はなぜか、どうすればもっとうまくいくか、などを振り返り、実生活での改善につなげること。ゲームで得た“実感”を入口として活用しながら、コンサルタントが効果的に研修を行っていきます。
仕事だけ? 家庭だけ? ワーク・ライフバランスを体感!
今回初めて『ライフ・スイッチ』を体験していただいたみなさんは、どのような感想をお持ちになったのでしょうか。
ゲームの最中にも、
「●●さんは仕事力が高い設定だから、このアクションをやっていただいたほうが効率よさそうですね」
「それは私がやったほうが全体の業績がよくなるかもしれませんね」
「■■さんは家庭を大切にしたおかげで“豊かな発想”を得ましたよね。それ、使いましょう」
などの会話が生まれたり、
「ちょっと働きすぎじゃないですか(笑)」
「お!販売力がアップしましたね!えらい!」
と互いを気遣う反応が増えたりして、実在する企業のようにコミュニケーションが取れていく様子が見られました。
また、各人に設定された「個人としてのゴール」は2ターム目が終わるまで明かさないというルールが設定してあったため、「もっと早くお互いの目標がわかっていたら、もっと助け合えたかもしれない」と、ライフに関してもオープンにし合うことが仕事の効率UPにもつながる、という点を実感された方が多かったようです。
各自が実感した「時間の大切さ」「コミュニケーションの重要性」
ゲームを終え、みなさんが異口同音におっしゃっていたのは「時間の大切さ」でした。「仕事を優先させすぎて時間がなくなり、後半に身動きが取れなくなった」という声も。
こうした経験は実生活でも起こりうるだけに、「今後、自分のワークとライフのバランスをどう取るか、どんな時間の使い方をするのが理想的か」を考える良いきっかけとなったようです。
みなさんの感想を一部、ご紹介しましょう。
「序盤に仕事を優先したあまり、タイムが全く残らず、後半は仕事でも動けなくなりました。ライフにも最初からしっかり向き合っておいたほうが、結局は後半で挽回できたかもしれません」
「個人と会社のゴールが合致していたので自分は動きやすかったのですが、仲間のゴールを知っていればもっと協力し合って、その人のメンタルヘルス疾患なども防げたのでは、と思います。誰かひとりがムリをして倒れてしまったら、結局は全体の業績にも響きますよね」
「仕事力の設定が高い人に頼りすぎてしまって、その人が時間を使い果たしてしまい、“あ、もう何もできないね”という結果に。目先の利益に頼らず全体で見るべきだなと痛感しました。誰かがムリしていたら周りがとめたり、自分でも制御したりする必要性も感じましたね」
「夫婦という設定なのに互いの会社の状況がよくわからなかったので、ライフで得られるものの評価がつかみにくかったり、どんなゴールをどう目指すべきかが具体的に描きにくかったりしました。実生活でも、パートナーと密なコミュニケーションが取れていれば、互いの仕事がやりやすくするなと思いました」
時間は誰にでも等しく与えられ、誰にとっても限りある貴重なもの。仕事だけ、家庭だけ、という一方的な優先順位をつけることなく、「人生全体」としてよりよいバランスを取っていきたいものです。そしてそれは「個々の問題」であると同時に、会社の仲間や私生活のパートナーとシェアし、協力し合ってこそ、より効率的に達成できるものでもあります。
ゲームを通じてそうした感覚をすっとイメージしていただくことで、働き方改革はますます深く進んでいくのではないでしょうか。
『ライフ・スイッチ』無料体験会、今後のスケジュール
2019年
・11月27日(水) 15:30〜18:00 @大阪【開催終了】
会場:TKP新大阪ビジネスセンターカンファレンスルーム 3C
大阪市淀川区西中島5-13-9新大阪MTビル1号館
https://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/bc-shinosaka/access/
・12月3日(火) 10:00〜12:30 @弊社6F【開催終了】
・12月11日(水)13:00~15:30@弊社6F【開催終了】
2020年
・1月17日(金)10:00~12:30(受付開始9:45~、入退場自由)@大阪【満員:受付終了】
会場:Open Innovation Biotope“bee”(共創空間“bee”)
大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪タワーA21階
株式会社オカムラ 関西支社内(JR大阪駅 直結)
http://workmill.jp/bee/access
・1月22日(水) 18:00〜20:30 @弊社6F【満員:受付終了】
・2月21日(金) 13:00〜15:30 @弊社6F【満員:受付終了】
・3月21日(土) 10:00〜13:30 @弊社6F ※土曜日開催/ランチ付き
●『ライフ・スイッチ』の発売を記念いたしまして、
『ライフ・スイッチ』研修をお申し込みいただいた30社限定(先着順)で
通常価格60%OFFの200,000円(税別)にてご提供いたします。
まずはお気軽にお問い合わせください。
『ライフ・スイッチ』を使った研修に関するお問い合わせ
クライアント企業のみなさまは担当コンサルタントまで、
初めてのお客様は customer@work-life-b.com まで、お気軽にどうぞ!
撮影/SHIge KIDOUE
文/山根かおり