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【開催レポート】ダイバーシティ推進の初めの一歩。アンコンシャス・バイアスって、何だろう? ~全日本ハム労働組合様にてダイバーシティ研修を実施しました!

更新日:2021年08月16日

“ダイバーシティ”と聞いてまず、何を思い浮かべますか?
性別・年代・国籍・宗教の違いなどでしょうか。

目に見えるもの、見えないもの。
自身と他人の間にはたくさんの違いがありますが
その違いを排除するのではなく、大切な「個性」と捉え、個人が能力を最大限発揮していくために
今、ダイバーシティマネジメントの必要性が高まっています。

組織においてダイバーシティ推進を考えるときに、ご担当者様からは
「女性管理職を増やさなければ!」
「外国人を採用するには?」
といった声が多く聞かれます。
しかしそれはダイバーシティ推進の一部に過ぎません。

本当の意味で多様性を認め、誰もが働きやすい職場環境を考えていくには
まず、目の前にいる同僚の多様性について理解することが必要だということは
意外と知られていないのです。

そこで知っておきたいのが”アンコンシャス・バイアス”の存在。
アンコンシャスバイアスとは、自分自身も気が付いていない、ものの見方や捉え方のゆがみ・偏りのこと。

人は、「過去の経験」というフィルターを通して物事を判断しており
無意識のうちに「○○といえば××」というラベルを貼ってしまいます。
これは脳が物事をすばやく判断するために必要な機能であり、それ自体は悪いものではありません。

しかしながら、アンコンシャス・バイアスがあるが故に、
「女性は家庭を大切にしたいんだよね」など
”ある属性を一般化する”ようなラベルから人を判断して
最適なマネジメントの阻害をしている可能性もあるのです。

「国籍も、性別も、家族構成も似ているあの人と自分は、だいたい同じ価値観を持っている」
と、これまで考えていたとしても、それこそが
“無意識の思い込み”かもしません。

全日本ハム労働組合様でのダイバーシティ研修

2021年7月18日、全日本ハム労働組合様にてダイバーシティ推進について学ぶ研修を実施しました。
全日本ハム労働組合様は、ダイバーシティ推進を通して、
職場が「従業員が真の幸せと生き甲斐を求める場」とするための活動を展開しています。
今回の研修は、
・今ある課題に向き合い、それを参加者と共有すること
・参加者全員でやるべきアクションを考え、これまで以上に組合員が活躍するきっかけになること
 (ポジティブアクション)
を目的としてオンラインで実施。
ブレイクアウト・セッションでは「職場にありがちなアンコンシャス・バイアス」や「ダイバーシティ実現のためにできる工夫・取り組むべき活動」について、たくさんのアイディアが出ました。
講師は当社コンサルタントの二瓶美紀子桜田陽子が務めました。

参加者の声を紹介させていただきます。

満足度97%!研修参加者の声

・アンコンシャスバイアスの事例分かりやすかったです。
グループディスカッションもバランスよく織り交ぜられており、参加者が集中して取り組めた研修会だったと思います。(30代女性、一般職)
・バイアスの気づきで、一人一人の意見、思いも、考えも違うと改めて認識しました。答えは沢山あり解決とかも沢山あるので職場で実践して行きたいです。(50代女性、一般職)
・余裕のある会社が女性役員、管理職を登用していると思っていたが、働きやすい環境をつくることにより、新しいビジネスが生まれている事例を知ることができた。(40代女性、一般職)
・普段働いている仲間・同僚でも、育児や介護をはじめ人との違いをお互いに理解した上で働くことが難しいという声が意外とあり、気づきでした。(30代男性、一般職)
・ワークライフバランスが自分だけでない周りにまで好影響を及ぼす事が出来る点は、明日からすぐに生かしていきたいと思います。(30代男性、一般職)
・ダイバーシティを推進していくことというのは決してレベルの高いものを要求されているわけではなく、しっかりと相手のことを理解してあげることが第一歩目として大事だと感じました。(20代男性、一般職)

講師より

途中、いくつかのワークを挟んでの進行でしたが
みなさま所属や年代といった属性を超えて、積極的に議論をされている姿が印象的でした。
自分の職場を見つめ直し、議論を深める中で、他の方の意見に刺激されて解決案が出たり、すぐに真似したいアイディアを持ち帰ったりできたのは、全国の組織をつないで刺激しあえたオンライン研修のメリットですね。
自分の中のバイアスに気づき、相手にもバイアスがあるのだと意識してコミュニケーションをとることが、ダイバーシティ推進の第一歩になります。
今回の研修を通して、ダイバーシティの推進やアンコンシャス・バイアスを認識することの大切さについての、みなさまの理解が深まったのではないかと思います。

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みなさまは「私はダイバーシティを理解できている、学ばなくても大丈夫」という”アンコンシャス・バイアス”を持っていませんか?
人手不足が叫ばれる今だからこそ、社内に目を向けて組織風土改革を推進することが組織の活性化にはとても重要になってきます。

たくさんの組織をみてきた私たちだからこそ、お話できることがあります。
ぜひお気軽にご相談ください!

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