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桜田陽子

・ワーク・ライフバランスコンサルタント
・交流分析士1級
・一般財団法人 生涯学習開発財団 認定コーチ
・守谷市「男女共同参画推進委員」(令和元年4月~令和4年7月)
・守谷市「補助金等審議委員」(令和元年4月~令和4年7月)
青森県出身・茨城県在住
東京女子大学卒業

[WORK]

相手の状況や気持ちに寄り添って話しやすい空気を作り、心理的安全性を常に確保しながら問題の本質に迫っていくコンサルティング手法に定評がある。先を見通したきめ細やかな対応力への信頼も厚く、特に医療系・大企業・自治体等のクライアントから信頼を集める。前職の株式会社伊藤園では営業・販売促進・商品企画・マーケティング・小売り等の部門を幅広く経験。親の介護、二児の子育て、夫の出向を同時に経験する中で、「仕事と介護と育児と家庭をすべて成立させる方法はないのだろうか?」と考え、福祉の先進国であるノルウェーを視察。この体験をきっかけに「日本社会全体を変えていかなければならない」と社会変革に強い想いを持つようになり、株式会社ワーク・ライフバランスへ参画。仕事に家庭にと多忙を極めた自身の経験を活かし、クライアントが抱える悩みに共感しながら、本質的な改革へと導いている。

長崎県、住友生命保険相互会社、新潟県厚生農業協同組合連合会 糸魚川総合病院、株式会社タチエス、株式会社テプコシステムズ電力流通システム事業部などで働き方の見直しコンサルティングを提供し、好評を博している。

[LIFE]

小学生男児2人の母。近くに住んでいた義理の母が要介護2で認知症でもあり、一時的に同居したり、デイサービスやショートステイを活用するなど、子育てと介護のダブルケアも経験した。夫が調理師の免許を持ち、家事・育児にも積極的に取り組んでいるため、二人三脚でワーク・ライフバランスがとれた暮らしを目指し、日々実践中。

家族の共通の趣味がスキーで、シーズン中に10回はスキーを楽しむ。

茨城県守谷市にある自宅で在宅勤務をする他、家族とともにワーケーションを楽しむなど、柔軟な働き方をしていることが評価され、イベントへの登壇依頼も多数。2022年には、各地でのコンサルティング、講演業務と合わせて、新潟県糸魚川市、千葉県館山市での親子でのワーケーションを楽しんだ。

他にも「自分が就職で感じた男女の就業機会のギャップを子どもにはこの地域で味わわせたくない!という思い」から、2019年4月から守谷市の「男女共同参画推進委員」を3年間務め、地元でテレワークを活用した働き方を後押しする事業「ITC守谷」の立ち上げに携わるなど、プライベートでも積極的に地域活動で貢献している。

前職での育休中に、子育てに活かしたいと、日本交流分析協会の「交流分析士1級」の資格を取得。「人の心と行動を快適にする心理学」を活用してコミュニケーションの取り方を学ぶもので、子育てはもちろん、今の仕事にも活きるコミュニケーションスキルの裏付けになっていると感じている。

経歴・思いをもっと読む

「前職の株式会社伊藤園では、新卒での入社以来、多様な経験をさせていただきました。ちょうど“女性の活躍を推進しよう”と会社をあげて取り組んでいる時期で、私はそのまっただ中に居た、というタイミングだったんです。

自動販売機の設置場所を探す飛び込み営業から始まって、販売促進業務、飲料・リーフの商品企画・開発、小売り部門での業務、女性活躍推進のための異業種協業プロジェクトのリーダーもさせていただきました。入社1年目で新規開拓の営業部門で全社1位の成績でフロンティア賞という社内表彰をいただきました。異業種協業プロジェクトは2年連続で優秀チーム賞、CSR大賞をいただきました。

途中、結婚して、出産のために産前産後休暇と育児休業を取りました。1年で戻る予定でしたが、保育園に入れなくて、やむなく1年半に延長。「次の4月には入れる」と園から連絡があったので、職場復帰の面接に行こうと思っていた矢先、第二子妊娠が判明したんです。結局、人事と相談して、丸三年、お休みをいただき、ほぼ専業主婦として生活をしました。

仕事復帰後も、夫婦で協力し、フルタイム勤務を続けましたが、その後、「小学校の壁」と「要介護の親」と「夫の出向」という難問に同時に直面したため、泣く泣く短時間勤務を開始します。「仕事と介護と育児と家庭をすべて成立させる方法はないんだろうか?」と悩んでいたとき、地元・茨城県が実施していた海外派遣制度「ハーモニーフライト」を知ったんです。

その年の派遣先は福祉の先進国ノルウェー。「仕事と介護と育児と家庭をすべて成立させるヒントが見つかるかも!」と期待を込めて応募し、ノルウェーの幼稚園や老人ホームや政府系機関を視察する機会をいただきました。訪問先の幼稚園で「夫婦はほぼ100%共働きです」と聞いたので「どうやって仕事や介護と両立しているの?」と質問すると、「え?介護を両立させる人なんていないわ」という予想もしない答えだったんです。

ノルウェーでは18歳で家を出たら自立するのが当たり前、親に何かあっても子どもが帰って世話をするのではなく、ホームヘルパーなどを活用し、自立できなくなるギリギリまで高齢者を地域社会で支えていました。介護は個人ではなく社会で支える仕組みができていて、感覚的にも日本とはまるで違うんです。

たとえば、同行していた通訳の方に聞いたのですが、テレビクルーについてノルウェーの女性大臣の取材に同行した際に、「4時だから帰るわね」と話の途中でも切り上げて大臣が保育園にお迎えに行ったそうです。それが当たり前の社会なんです。そもそも保育園には延長保育自体がありません。なぜなら必要がないから。それでも100%共働きなんです。

そのとき、「自分で働いている会社へ何か新しい制度を紹介して働きやすくなったらいいと思っていたけど、そうではなくて日本の社会全体を変えないと意味がないんだ!」と気づかされました。

では、どこで何をしたら?と考えたときに頭に浮かんだのが株式会社ワーク・ライフバランスでした。

じつは、子どもを生むよりもっと前、時間管理に悩んでいた頃に、当時株式会社ワーク・ライフバランスが監修し出版されていた「ワーク・ライフバランス手帳」に出会っていました。もともと小室のことは書籍などから知っていて、書店で彼女の名前と写真が目について、買ってみたんです。

今はもう発行されていませんが、2007年当時の私には、付箋を使って時間管理をする方法が新鮮で、実践したら少し残業が減り、優先順位もつけられるようになっていました。「すごくいいよ!」と同じ部署の人にも薦めたくらいでした。

ノルウェーでの経験を経て、働き方改革をする側になってみたい、と感じていたときに思い出したのが「あの手帳の会社」だったんです。その頃、前職の上司が偶然「ワーク・ライフバランス手帳」を使っていた頃と同じ方でした。私が転職の報告をしたところ、驚きつつも「え!あのときの手帳の会社?ずっと気になっていたんだね」と理解を示してくださいました。

入社後は、今まで苦労していた多くの課題が様々な工夫で瞬時に解決できることを目の当たりにし、驚きの連続でした。「やり方を変えるだけで今まで悩んでいた問題も解決できるんだ!」「仕組みや使い方を変えるだけでこんなに働きやすくなるんだ!」「仕事と介護と育児と家庭はすべて成立させられるんだ!」と、私自身が感動したことを、今まさに悩んでいる方、問題に直面している方に伝えたいと日々考えています。

「私も苦労しましたから、わかります! でも大丈夫、必ず働き方は変えられるんですよ!」と。

工夫することでワーク・ライフバランスが実現し、介護の問題が出てくる前よりも、趣味のスキーをシーズン中多く楽しむことができたことを伝えると、クライアントのみなさんから「桜田さんって、本当に仕事と介護と育児と家庭を同時に成立させてるんですね!」と言葉をかけていただきます。その言葉が本当に嬉しく、私の原動力となっています」

[主な担当企業・組織一覧順不同・敬称略]

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