Case Study

個人から学ぶ成功事例

本部社員72名をはじめ、社長・常務も『朝メールドットコム ®』をフル活用! 日々の業務を把握し合い、より働きやすい環境を整えていくコツ〜外食産業での働き方改革を牽引する「銚子丸」のコミュニケーション術〜

株式会社銚子丸 三浦正嗣さん・笹川尭彦さん

働き方改革の中核を担う三浦さんが弊社の「ワーク・ライフバランスコンサルタント養成講座」を受講されるなど、本気の取り組みを続けている株式会社銚子丸。心理的安全性を高め、「働きやすさと働きがい」を実現するために、同社で日々活用されているのが『朝メールドットコム ®』です。今回は、社員教育を担うおもてなし部研修指導課の次長である三浦さんと、『朝メール』を誰よりも有効に使いこなしているという営業部エリアマネージャー・笹川さんにお話をうかがいました。

インタビュアー:コンサルタント 桜田陽子(以下WLB桜田)

朝メールドットコムとは

おもてなし部研修指導課次長 三浦正嗣さん
三浦さんが実感する『朝メールドットコム ®』の主な効果
社長を含め「今日誰がどんな仕事をしているか」が共有できる

今までは「あの部署の誰が今日の業務は何をしているのか」を把握することは難しいと感じてましたが朝メールドットコムを導入後は、始業してすぐ朝メールを開くと、「あ、今日○○さんは△△の業務をやってるんだ、じゃあこの話を持っていこうかな」といった調整が可能になって、お互いの業務がより効率的に。社長も常務も毎日朝メールをやっています。社長が自分の仕事を社員に向けて公開する会社ってなかなかないと思います。そんな意味でも自分たちの1日の行動予定を見せること、見れることは意義深いと思います。


参考画像:予定の見え方

ムダな業務がなくなり、主業務にかけられる時間が増加

自分たちの主業務がはっきりしたことも大きい変化です。主業務というのは御社で教えてもらったことですが、「本来うちの部署ってこうあるべき。この仕事が主だよね」というのが明確になったおかげで、「だったらこっちの業務は抑えよう。それこそもう削除しちゃおう」というようにムダな業務がなくなってきたと感じています。

会議の時間も短くなりました。たとえば毎週のマネージャー会議をやるとしても、終わり予定の11:30以降は各自みっちり予定が入っているのが朝メールでわかるわけですよ。開催する私たちとしては、その時間を過ぎるわけにはいきません。
みんなが時間を意識して過ごすようにもなりました。御社のコンサルタントさんがいつもタイマーを活用されているのを見て、うちも会議のときはみんなに見えるようにタイマーを置いています。

上長からの「突発」がなくなって、お互いの業務がより効率化

使い始めて半年後ぐらいから効果が出てきたのが、上長からの「突発」がなくなったことです。上長にその話をしたら「朝メールを見たら、三浦さんの予定がわかったから今日急な依頼をするのはやめといた」と。今までは「ちょっと今来て」などの突発的な呼び出しがどうしてもあったんですよね。それは僕も同じで、部下に対して「今はこの業務に入ってるから、電話はやめておこう」と調整するようになりました。


朝メールドットコムでは入力したデータを簡単に分析することが可能

WLB桜田:現在、どういったメンバーが『朝メールドットコム®』を活用されていますか?

三浦さん:商品部・管理部・店舗企画などの本部で働いている社員+店舗を管轄する営業部のエリアマネージャーたち、総勢72名で利用しています。 現在、弊社は90店舗ありまして、本部はそのサポートセンターを兼ねていますので、「まず本部でやってみよう。本部が働き方改革を実践しないと現場にまで届かないよね」と考えました。

朝メールを使って自分の業務を見直し、1日の計画をしっかり立てていくというのが、取り組みを開始した3年前の状況を改善するための施策として有効と考えた点も導入の後押しになりました。
営業部のエリアマネージャーは現場との橋渡し役にもなっていますので、昨年からはエリアマネージャーやゼネラルマネージャーも全員、朝メールを活用しています。今ではエリアマネージャーたちが最も優秀な使い手として、日々使いこなしていますね。

WLB桜田:予定を立てるツールはいろいろありますが、『朝メールドットコム ®』ならではの使いやすさ・長所はどんなところでしょうか?

三浦さん:一番いいところは、予定を立てるだけでなく、「自分の仕事を振り返れる」こと。その効果はとても大きかったですね。「今日こんな業務をやったな」「こんな突発があったな」と思い出しながら、「自分の中で生産性の高い仕事ができたかな」などと考えて、その振り返りのコメントを入れる。すると上司がすぐに「がんばったね」とかコメントを返してくれるので、その日の業務の善し悪しを実感できるんです。

朝メールを使う前は紙の日報とGoogleカレンダーを使っていたんですが、紙の日報はもう廃止されました。Googleカレンダーは、会議室をおさえたり、社内備品をこの日に使いたいなどの共有する目的で、朝メールと並行して活用しています。

WLB桜田:紙の日報から変更する際には反対意見もあったと思いますが、実際にお使いいただいているみなさんの反応はいかがですか?

三浦さん:当初は「紙の方が楽」という声も多かったです。でも、紙だとかさばる一方だし、振り返りも難しい。朝メールはスマホでも使えるので、いつでもどこでも「自分は昨日何をやったかな」と思い起こしながら今日の予定を立てられます。実際にやってみるといいことばかりで、自分の業務に自信が持てるようになったと思います。

コロナ禍 で本部ではテレワークが本格的に始まったので、その点でも朝メールは効果的でした。テレワークはやはり孤独。朝メールを見て、「今日この人はこういう仕事してるんだ」とはっきりわかるようになって良かったです。

あとは、項目設定機能も便利でしたね。みんなで業務を棚卸しして「自分の部署はこれとこれをカテゴリーにして、これを中心に仕事を進めていこう」など、自分の役割が明確になったと思います。上司からのコメントを見るのが楽しみという声もよく聞きますね。


参考画像:項目別グラフ

WLB桜田:三浦さんご自身はどんな変化を感じていますか?

三浦さん:予定と実績が合うようになってきたと思います。御社のコンサルタントさんは「15分単位で仕事を考える」とおっしゃいますよね。最初は「15分単位でなんか、予定を立てたって実現できるわけない」と思っていたんですが、最近はそこそこできるようになったかな。
自分の仕事の成果もはかれるようになってきたし、「ここまでに終わらせなきゃいけない」という意識も強くなっています。

WLB桜田:社長と常務にもお使いいただいているそうですね。

三浦さん:そうなんです。社長と常務が毎日自分の予定を書き、それを振り返っています。部署を横断して毎日コメントを入れていますし、自分が休みを取る日も公開しています。
こうした動きは、みんなが朝メールに力を入れる大きなきっかけになりました。最初のうち、「入力するのが大変」「朝メールにかける時間をほかの業務に充てられるんじゃないか」といった意見もありましたが、「常務も社長もやってるんですよ」といえば納得するしかない(笑)。上の人が賛同して旗振り役になってくれるのはやはり非常に重要ですよね。

左から株式会社銚子丸 三浦さん・笹川さん・コンサルタント桜田

エリアマネージャー 笹川尭彦さん

店舗に導入したいというご意見もあるかと思いますので、そのあたりを含め、続いて笹川さんにうかがっていきたいと思います。

WLB桜田:まずは笹川さんの業務内容と、部署内での『朝メールドットコム ®』の使い方を教えてください。

笹川さん:店舗のエリアマネージャーを務めています。現在は4店舗をあずかっていて、利益や売上、教育など数字管理を含めて会社に貢献することが主な業務です。
朝メールはエリアマネージャー全員が使っていますが、自分の直属の上司であるゼネラルマネージャー、そして社長、常務、部長の予定もすべて見ることができるので、エリアマネージャーだけというよりも全員がチームという認識です。

WLB桜田:先ほど三浦次長とのお話の中で「店舗スタッフへの朝メールドットコム®導入」というテーマが出ていましたが、現場をよく知る笹川さんとしてはいかがですか?

笹川さん:今はまだ始めていないだけで、スタートすれば問題なくできると思います。自分の店舗でも「朝メールを使うことで不要な業務が減らせたり、やるべきことが明確になったりするよ」と話をして効果を共有しているので、すんなり進むんじゃないでしょうか。むしろやってもらったほうがいいと思います。

WLB桜田:笹川さん自身は朝メールドットコム ®をどのように使いこなしていますか?

笹川さん:最初は自分の予定を書くだけでしたが、今は毎日欠かさずほかの人の予定と振り返りも見ています。みんながどういう風にやっているのか知るだけでも非常に勉強になりますし、携帯ひとつでパッと見られるので便利ですよね。
先ほども話に出ていた「紙の日報」だと共有できなかったと思うんですけど、朝メールならマネージャー同士で今日起きたこと、取った行動を振り返って、励まし合うことができます。社長や常務の日々の行動がわかるのも為になるし、楽しいです。常に最新の情報を手に入れられるツールだと思います。

WLB桜田:具体的にはどんなコメントが参考になりましたか?

笹川さん:ほかのマネージャーの「こういうことをしてこういう成果が出ました」という振り返りを見ると、「自分もやってみよう」というきっかけになります。自分がまだやっていないことを書かれると、やらなきゃという気持ちになるんですよね。いい意味であおられるというか。
いいことも悪いことも包み隠さずなので、反省コメントから得る学びも大きいです。「自分の店でもこういうことが起きる可能性はあるな」と問題を未然に防ぐ行動を各自が取れるので。仕事をしていると、いいことだけがある日なんてなかなかありません。素直に振り返って反省して、次に繋げることが大事だと思います。

WLB桜田:ご自身の入力は最初からスムーズにできていましたか?

笹川さん:最初のうちは何を打とうか悩んだりもしました。でもそのうち何も考えなくても「よかったことは何だったかな」「計画通りに行動できてたかな」と自発的に振り返る習慣ができていきます。
朝メールのシステムがなかったら、そんな頻繁に振り返りってやらないですよね。最初は強制的にでも自分がやった仕事に対して向き合える仕組みを取り入れること。それによって計画→実行→振り返りの習慣が身についていくので、効果は高いと思います。

WLB桜田:具体的にはどんな効果を感じておられますか?

笹川さん:「今日はなんとなくこのお店に行って・・・」ではなく、行く際の目的が明確になります。この時間になぜ自分がこのお店に行くのか?など、プランを立てる中でいろいろ検討するわけです。「なぜ?」「いつ?」「どうやって?」と自問自答しながら。
もちろん全てを予定通りに行うのは難しいですが、今日できなかったことは次いつやろうかというのも、いつのまにか考えるようになっています。

WLB桜田:朝メールドットコム ®を使っていて嬉しかったことは?

笹川さん:以前、ある会議で社長から「日報を書く時のポイント」を教わったんです。できたこと、楽しかったこと、感謝していることの3つを振り返ってごらん、難しいけどやってみて、と。
朝メールでも実践してみたところ、みんながマネしてくれるようになりました
。楽しかったことって、仕事の中では見つけにくいものだなぁと自分でも勉強になったんですが、同じようにそれをやってくれるというのは、やっぱり嬉しかったですね。
楽しいという感情は本来無意識レベルで起きることだと思うので、「こういうことがあったな」とあらためて思い起こすことって、習慣としてないんですよね。でも今はいろいろ見つけられるようになりました。

WLB桜田:エリアマネージャー全体の姿勢にも変化はありましたか?

笹川さん:これまでは目標を立てるだけで進捗を追うことがなかったんですが、朝メールを使うことで、「達成したい」「そのためにはどうしたら?」と具体的に考えるようになりました。「こんなのできない」と思わず、目的や目標を考えられるようになったというのが大きな変化かなと思っています。
そして、何かひとつ達成したら、みんなで褒めたたえて喜びあえるのも朝メールのいいところ。みんながやる気になります。

WLB桜田:日々の業務にも良い影響が出ていますか?

笹川さん:以前は、勤務も会議も時間が長ければ長いほどいい、みたいな認識があったと思います。でも今では1〜2時間で会議がしっかり終わって、時間的には以前より圧倒的に短いのですが、本当に必要なことが集約されている印象です。マネージャーというのは会社の考え方と店舗をつなぐ役割が一番大きいと思っているので、行くべき場所、やるべきことは多々あります。会議が効率的にできるようになれば、そうした本来の主業務に時間を使えるようになります。
「これってやらなくてもよかったんだな」というよりも、やり方がスマートかつスピーディになったのではないでしょうか。マネージャーとして、朝メールはなくてはならないツールです。これがあるとないとでは全然違いますから。本当に、「朝メールさまさま」です(笑)。

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