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大塚万紀子

  • 取締役・パートナーコンサルタント
  • 一般財団法人 生涯学習開発財団 認定コーチ
  • 一般社団法人日本MBTI協会認定MBTIユーザー(Japan-APT正会員)
  • DiSC®認定ファシリテーター
  • 東京都住宅供給公社 理事(非常勤)
  • パシフィックコンサルタンツ株式会社 社外取締役
  • 株式会社銚子丸 社外取締役(監査委員等)

1978年生まれ
中央大学大学院法学研究科卒業

[WORK]

楽天(株)を経て 06 年(株)ワーク・ライフバランスを小室淑恵とともに創業。以来、創業メンバーとして 15 年以上経営にたずさわり、心理的安全性を保ちながら高い生産性を誇る組織・チーム創りに邁進する。
高いコミュニケーション力やコーチングスキル、活用資格を有するアセスメントツールを活かしながら細やかかつダイナミックなサポートを提供し、売上や利益に貢献する働き方改革コンサルティングの先駆者として全国で講演活動・コンサルティングを提供する。心理学や組織論等をもとに多様性をチームビルディングやイノベーションにつなげることが得意で、経営者から“深層心理まで理解し寄り添いながらも背中を押してくれる良き伴走者”と厚い信頼を得る。
内閣府や経済産業省など行政組織の働き方の見直しや、地域創生としての働き方改革や女性活躍推進のアドバイザーの経験が深く、近年では経営者と女性役員候補者との橋渡しをするダイアログ・ファシリテーターとしての活動や女性起業家としてビジネスプランのアドバイザーなども多く担当。
オンワードホールディングス、敷島製パン㈱、㈱リクルートスタッフィングなど民間企業のコンサルティングのほか、複数の企業の社外取締役も務める。農林水産省「食品産業戦略会議」委員(働き方改革分野担当)、神奈川県地方創生推進会議委員などにも就任。

[LIFE]

二児の母で、経営者・管理職でありながら創業当時からのこだわりである「残業ゼロ」を継続している。
多くの経営者・管理職・働く人々と対峙するなかで、「行動を引き起こすのはその人の『心理』にあるのでは」と気づき、ユング心理学をベースとした心の機能を16タイプに分けて分析するMBTI認定ユーザー資格、行動心理学をベースとしたコミュニケーションを12のスタイルに分析するDiSC®認定ファシリテーター資格のほか、2020年以降のコロナ禍に心理学を学ぶべく大学に通い、認定心理士に必要な単位を取得(申請中)、ワークはもちろんのこと、ライフでも希望者に講座を提供している。

趣味はピラティス、観劇、神社仏閣巡り、ライブ鑑賞、サウナ、ベリーダンス、アンティーク着物など幅広い。特にピラティスは年間200回超、年間の観劇回数は恐ろしくて数えられないほどで、いずれも心身の健康維持に欠かせない取組みになっている。

「働き方改革だけでなく、多様な社会的課題の解決に貢献したい」と学生時代から関わりのあるNPO法人ETIC.のプロボノ(プロフェッショナルボランティア)にも参加、ソーシャルアントレプレナーの創業支援や、若年層・子どもが自分の可能性を信じてチャレンジし続けられる社会の醸成に向けても精力的に活動中。また、”女性ならでは”のしなやかな視点を活かした商品企画集団「ミアマーノ」の一員として、これまでにメイクブラシの開発や自動車販売現場への女性視点の導入企画立案などを手掛けてきた。

経歴・思いをもっと読む

「前職は楽天株式会社。新規クライアント開拓を担当し、目標400%達成により新人賞を獲得、その後は法務部にて勤務、スタッフ部門MVP賞などを受賞しました。残業が当たり前の業界から、当社に創業メンバーとして参画。以降、社長の小室と二人三脚で自分たち自身の働き方を改革し、その経験も実務に活かしてきました。

日本的経営の良さ、各企業の良さを活かしながら多様な人材が活躍でき、ワーク・ライフバランスを取り入れた効率的な経営に生まれ変わるための施策を提案し続けています。その過程で、マネジメントについて深く学び、自分自身のコミュニケーションスタイルを変革してきました。

以前は「私が決めます。指示しますから、任せてください」と、誰よりも早く良案を提案して邁進したいと考えるタイプでしたが、今は必要に応じて「待つ」こと、「寄り添う」ことも重視しています。そして、一番いいタイミングで「さぁ、この後は? どうしますか?」と背中を押してあげる。共感し、並んで進むという「伴走」も重要ですが、それだけではなく、いざというときに強く前に押し出してあげられるのも自分の武器かなと思います。

でもそれも、エグゼクティブコーチングを学びながら自分のスタイルに悩んだ経験のおかげ。それまでのやり方を振り返って、ほかの社員からもたくさんのフィードバックをもらいました。中には、受け入れるのがつらい内容もありましたが、そうして自分の特性を理解するのは貴重なことだし、上に立つ人間がフィードバックをもらえる環境というのはすばらしい、という気づきも得ました。上の人から変わらないと組織は変わらない・・・コンサルティングの現場でもまさにそうだなと思います。

仕事でリーダーや役員の方に会う機会が多いのですが、人を束ねる立場にある方は、たとえ悩みを抱えていても相談する場がない、ということも多いですよね。そんなとき、自分の経験もふまえながら「この人の本当の悩みはどこにあるんだろう? 困りごとは何だろう?」と見えない壁をこえるアプローチを試みます。経営者って孤独ですから。一緒に伴走してくれる人、という信頼感を得るためには、うわべだけの会話でなく、表情や立ち居振る舞い、寄り添う距離感など、多くのことをさらに気に掛けるようになってきました。 

以前は「善悪」「正義」で物事を正面からズバッと判断していたように思いますが、今は「そういう考え方もあるよね」といったんフラットに受け止めたうえで、次のステップを考えるようになったというか。自分自身が悩んできたからこそできるコンサルティングスタイルというのが、確立されてきたと感じています。2020年のコロナ禍を経て、人の心理と行動は密接につながっていること、行動が変えられない場合には「気持ち」に注目をしてみるとヒントがつかめることなどを学びました。ダイバーシティ(多様性)や女性活躍を進めていくなかで生まれる様々な抵抗や葛藤も、人や組織の成長のきっかけになるはず、という思いで仕事をさせていただいています。

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