三菱ケミカルエンジニアリング株式会社 藤井 宏記 氏
1986年慶應義塾大学経済学部卒業。同年、三菱油化株式会社(現 三菱ケミカルグループ株式会社)に入社。調達本部 海外調達室長、マーケティングセンタービジネス開発推進室長、営業本部企画管理室長、プロジェクト第1本部企画管理室長、プロジェクト第 2 本部環境ソリューション事業部長、プロジェクト第2本部長を経て、2023年代表取締役社長就任。
※本ページ記載の内容は2025年3月31日現在のものです。
<貴社ご紹介・働き方改革概要>
当社は、三菱ケミカルグループの一員として様々な産業分野のエンジニアリング事業、設備管理事業及びメンテナンス事業を営む、従業員2500人*、売上高1575億*、営業利益93億円規模*の企業です(*全て連結)。
「英知を集めて、新しい価値を創造し、広く社会に貢献する」を企業理念に掲げ、業界全体の担い手不足や多忙化が増す中、「生産性向上」と「働き甲斐向上」、「課題を自らが考え、解決に積極的に取り組む組織」を目指し働き方改革を推進しています。
<弊社とのお取組み内容>
当社は 2017 年に親会社と共に健康経営の一環で「働き方改革」を始め、当初は時短やテレワーク、業務IT化が目標でした。2021年WLB社小室社長から経営メンバーへのご講演を頂いたことでコンサル起用を決め、全社挙げて「労働生産性向上」「従業員の働き甲斐向上」に取り組む中計戦略を策定して、モデル4チームで新たな働き方改革活動を開始しました。3年目23年度はWLB社支援の下、全社30チーム余りのメンバー発意のボトムアップ活動へ拡大しています。24年度も継続して情報交換やカエル会議・朝メール利用を続けています。
<これまでの成果・今後の展望>
これまで時間外労働減少や収益向上の面にも表れていますが、目的とする生産性と働き甲斐向上に関して、属人化解消や業務フロー効率アップ、職場環境やコミュニケーション改善など、具体的成果が次々報告され、会社スローガンのウェルビーイングにも繋がる活動になっています。
当事者意識をもって課題を解決するスキルは会社にとってイノベーションの源泉にもなり、個人にとっても自分で人生設計をしていく力に繋がると伝えております。当初はやらされ感を持っている人もいましたが、働く人一人一人が、より良い将来の展望を持って生き生きと楽しく働ける活動にしていきたいと思っています。是非全社を巻き込んで、多様な人が上下なく自由活発に意見交換を行いワクワクするような仕事をしている職場文化にまで定着するように進めたいと考えています。
今後も経営戦略の位置づけとして、長期視点でより高いゴールを見据え、ボトムアップ活動を継続していきます。全社のありたい姿やKPI策定にも社員が参画しつつ、自走化をリードするコア人材育成や個別チーム支援にも力を入れていきます。WLB社様には引き続き業界動向や好事例の提供等ご支援を願っております。